←トップへ戻る

存亡の危機、相場の倍の金額です。

大規模修繕工事

  • マンションタイプ :
    単棟型
  • マンションの戸数 :
    〜50戸
  • 竣工年 :
    2001年〜

ホントの話です。他に頼る方がございませんので質問いたします。
戸数43戸11階建ての小さなマンションです。築15年過ぎて大規模修繕を迎え、そこでコンサルの修繕概算見積で、なんと8500万円の修繕費用が出てきました。ホントの話。
総タイル張り・コンクリート打ちっぱなし工法で費用がかなりかかるとのことです。ちなみにタイルの浮きが多くて20%ほどあるそうです。
にわかには信じがたいはなしです。ぼったくられていませんか?
どう検証したらいいのでしょうか?

みんなの回答

コンサルタントに相談せず、管理組合から複数の工事業者に直接見積もりを依頼してはどうですか。

12月1日の日経電子版です。
マンション積立金 食い物
悪質コンサル横行 業者と結託、修繕が割高に
日本経済新聞 朝刊
2018年12月1日 2:00 [有料会員限定]

マンションの劣化を防ぐ大規模修繕の積立金が悪質な設計コンサルティング会社に狙われている。工事会社に談合まがいの行為を促し、割高で受注した業者からバックマージンを得る。住民側に立つべき会社が管理組合の資産を食い物にしているのだ。悪質コンサルの横行はマンションの資産価値の低下を招く。


劣化を防ぐには適切な大規模修繕工事が欠かせない(東京都内のマンション)
「この金額で見積もりを出してくれ」。2018年春、ある工事会社役員の携帯電話が鳴った。声の主は首都圏のあるマンションと修繕計画策定の契約を結んだ大手設計コンサルの担当者。工事会社の選定を助言する立場にある人物だ。


相場より5割高
役員はこの案件を狙っていたが、相手が促す応札額は自社の見積もりの1.5倍。「ほかの工事会社は設計コンサルへのバックマージン込みだ。ウチが安値で落とすのを防ぐつもりだろう」。こう解釈し、断った。

結局、落札したのは別の会社。なぜか役員の会社の見積もりと同程度の受注額だった。落札した会社からも事前に接触があり、当の設計コンサルと組んでいるとほのめかされた。安易に同調すれば、管理組合は相場より5割も高い金額を支払わされた可能性がある。

なお、日本経済新聞がこの大手コンサルの社長に事実関係を書面で問うたところ「そのような談合行為を行うような事実はない」と答えている。

通常マンションは12~15年ごとに大規模修繕を施す。原資は管理組合が毎月徴収する積立金だ。規模が大きいと億円単位の費用がかかる。専門知識が乏しい管理組合が工事の金額や内容の妥当性を判断するのは難しい。

そこで近年増えてきたのが、設計コンサルが建物を診断して工事内容を決め、進捗も管理する方式だ。この計画を受けて管理組合は公募などで工事会社を決める。診断から工事まで管理会社や工事業者に任せるより透明性が高いとされてきた。

だが透明性の裏側に不正の芽が潜む。管理組合による設計監理の公募に、特定の設計コンサルが極端な安値を示して競合を押しのける。問題はその後。受注後に関係の深い工事会社が受注するように誘導するのだ。

業界の実態に詳しい設計コンサル、シーアイピー(東京・中央)の須藤桂一社長は「事前に落札業者を決め、ほかの業者がそれより高値で入札するように設計コンサルが誘導する」と指摘する。

国土交通省は問題を認識している。17年1月、マンション管理団体に対し、バックマージンを払う業者が受注できるような「不適切な工作」が存在すると注意喚起した。

呼応するように、同年11月に設計コンサル大手を中心に「一般社団法人マンション改修設計コンサルタント協会(MCA)」が発足し、「管理組合の不利益につながるような第三者との利害関係を持たない」との倫理規定を打ち出した。

法抵触の可能性
ただ、多くの業界関係者は「実態は何も変わっていない」と指摘する。冒頭の工事会社役員が見積額の調整を依頼されたのはMCA設立後。相手はその中心的な会社だ。業界ぐるみで価格調整やバックマージンの要求を続けていると疑われる例が後を絶たないという。

あるマンションでは工事の見積もりを出した6社すべてが「警備員」の項目だけ「単価」と「数量」を誤って逆に記入していた。見積もりの精査を依頼された1級建築士は「すべて同じ間違いをすることは起こりにくい。談合があったのだろう」と指摘する。

ある工事業者は「最近は『営業協力費』や『情報提供料』の形で、バックマージンとわからないような契約を結ぶ」と、やり取りが巧妙になってきたと明かす。

これまで見てきた取引に対し、公正取引委員会は「独占禁止法の『不当な取引制限』にあたる入札談合が適用される場合はある」との見解だ。談合に詳しい中原茂弁護士は「工事費を本来よりつり上げさせたうえ、法外なバックマージンを得ると管理組合の財産に損害を与えることになり、背任罪にあたる可能性がある。ただ工事の見返りとの証明が必要で立件のハードルは高い」。

いまは業界に自浄作用を求めるしかない。

10月に「一般社団法人クリーンコンサルタント連合会」が設立記者会見を開いた。名を連ねたのは2年前に悪質なコンサルの実態を告発した業界団体の主要メンバー。会長の柴田幸夫氏は「我々の活動はクリーンなコンサルの増加につながる」と語り、管理組合からの相談やコンサル紹介に応じると表明した。

マンション修繕の入札サイトを運営する日本システムマネジメント(東京・中央)の宇貫広一郎マンション総合支援事業部長は「業者の推薦や選定をコンサルや管理会社まかせにしなければ不正を防げる」と説く。問われるのは管理組合の目利き力だ。

(学頭貴子)

ありがとうございます。施工業者から直接提案をしてもらう、いわゆる「プロポーザル方式」といったやり方もあると知ったのはコンサルとの契約後でした。それですと、現在のコンサルとの契約関係で難しい面もあるのではないかと思います。
独自のノウハウを持つ施工業者なら安くてよい仕事をしてくれると期待も持てます。コンサルとの相談の上そうしたやり方も探ってみたいと思います。まずは、修繕工事に優先順位をつけ予算をにらみながら必要最小限のところから手を付けていきます。
修繕積立金も管理会社まかせでいましたから、足りなくなったのは当然だと思います。住人の無関心が今回の事態を招きました。住人全体で話し合ういい機会になると思います。ご回答感謝。

ル・グランデさん こんにちは
想定予算金額の倍の見積金額を提示され、驚かれたのですね。
1戸当たり100万円程度と予想されていたようですが、
マンションの規模、外壁の種類等で費用は大きく変わってきます。
第1回目の修繕であれば、少し高いようにも思えますが、
修繕場所個々の費用を書いていただいていない状況では
何とも言えません。
現状の4000万円の予算内で収めるのであれば、修繕個所の
選定から始めてください。
項目のすべてを大規模修繕で実施する必要はありません。
足場設置が必要なベランダ塗装、タイルの貼り替え等を実施
する必要がありますね。
>ちなみにタイルの浮きが多くて20%ほどあるそうです。
全個所の確認を行い20%と確定したのではないと思います。
(手の届く範囲内の確認でこんなものしょうとのことだと考えます)
私の住んでいるマンションでは、全外壁タイルの打診検査を行い
費用を算出しました。
屋上防水等、後回しにできるものは修繕積立金がたまった時に実施
されてもよいのではと思います。
どうしても今実施しないと近日中に影響が出ると思われる個所だけで
良いのではないでしょうか。
1戸当たり100万円の予算見積もりは、計画が甘いように感じます。
第2回目、3回目の大規模修繕を見越した予算の確保が必要と思います。





ありがとうございます。私の方も優先順位を決めて緊急性の高い、必要最低限のところと思っております。タイルの浮きは、剥離落下の危険性もあり緊急度が高いとコンサルから言われ、どうせ、足場を組むことになるのなら、そのついでにできることをやっておくほうがよいとの意見もあり、すんなり修繕部位を決めがたいところもあります。
状況をちゃんと知らせてより多くの住人たちを巻き込んで意見を吸い上げ、自分たちのマンション運営に関心を持ってもらう機会にしたいと思います。ご回答感謝。

平均の費用ならそんなものです。 ㎡あたりの金額も調査結果で分ります。

最後に国土交通省の実態調査のリンクを張っておきますので確認して下さい。 
ただしコンサルは建物調査の結果で提案しているので、とんでもない内容では無いと思います。

予算の範囲内で優先順位を付けて工事範囲を縮小するなど、先ずは予算内で収まるように提案し直してもらう。 
今実際に暮らしていけてるのですから、どの工事にも緊急性は無いはずです。 

当方では修繕を始めてからタイルの打鍵テストでコンサル予想の1.5倍の不良が見つかり、修繕範囲の大幅縮小から全数交換するまで3段階の提案を出してもらい検討しました。

・タイルに限れば雨漏り対策として外壁だけやる。 
・落下すると危ない人が通る場所だけやる。 
・内側と下層階は止める。
・今回は東西南北の1~2面だけに絞って足場費用も減らす。
・・・・などの選択肢もあります。

防水工事なら

・屋上だけやる
・ベランダは止める
・防水シートは使わず防水塗料だけにする。(出来るかな~?)

費用内訳が提供されていませんが、大きな費用から順次取りやめから松竹梅の提案を出してもらい検討する。

今回延期した工事も修繕積立金が貯まったら再開する予定で長期修繕計画を見直す。
5年後くらいに中期修繕工事を行っても良いと思います。 
あるいは直さざるを得なくなるまで予防的な修繕は行わない。
長期修繕計画にもとずき値上げを提案する。

修繕積立金の値上げが検討課題に入ったと思いますが、今は㎡あたり幾らでしょうか?

以上、提案でした。

国土交通省の実態調査
http://www.mlit.go.jp/common/001234290.pdf

http://www.mlit.go.jp/common/001234283.pdf

ありがとうございます。各種大規模修繕の本には1戸あたりだいたい100万円となっているのでこちらはそのつもりでおりました。
長期修繕計画もちゃんとできていないのもいけなかったと思います。そもそも、修繕積立金が長年国交省のしますガイドラインの1/4ほどでしかありませんでした。たいした被害もありませんでしたが地震保険が下りまして、何とかやれるかと思っていたら、全く足らない状況ですのでこれから金作です。長年多くの住人はマンション運営に無関心でいたので、かえってこれがいい薬になるのではと思います。

売りやすいように積立金を少なくしたのですかね~?
管理会社に、どうして値上げの助言をしなかったのか、問い詰めてみて反応をみてはいかがですか?
揉めるような助言はしたくないのでしょうが、問題が大きくなった責任を感じているか見てみましょう。 

大規模修繕の説明会の時に値上げせざるを得ない事を報告して、地ならしをしておくと良いと思います。

そのコンサルって、ひょっとしたら管理会社のことではないですか?
ちょうど今、同じようなことがあって、初めから見直しをしていただいているところです。
納得がいかない理由は何ですか?相場とかけ離れているからですか?

ぼったくられているかどうかは、比較があって言えることだと思います。

大規模を進めるにあたっては理事会が行っているのですか。
もしそうでしたら修繕委員会を設置して、じっくり検討すべきだと思います。
何もわからなければ、マンション管理士などの専門家にアドバイスを受けて、しっかりしたコンサル選びからやり直すことが一番いいと思います。

素人がわからないままに、おかしいと困っていても進まないでしょう。
やはり専門家に助けていただくのが一番ではないでしょうか。

コンサルは公募して、複数のところから選ぶべきです。
金額は大して変わらないでしょうから、組合との相性を重視してはいかがでしょうか。

ありがとうございます。いくつかの大規模修繕の本を見ると相場は一戸あたり100万円ほどとなっており、マンション管理士などの見立てもそうでしたから、そのつもりでした。だから4000万円ほどの予定でちょうど積立金もそれくらいでした。
小規模なので理事会は修繕委員会を兼ねております、理事会には理事のほかに修繕委員も参加し修繕工事の検討をします。コンサルは建通新聞を使って公募しました。理事・修繕委員で審議してそこに決めました。管理会社には口出しさせておりません。
現状では圧倒的に修繕資金が足りません。こまったものです。まずは、コンサルの出した診断と予算が妥当なものか、セカンドオピニオンを仰ぐべきなのでしょうか。積立金の値上げ、銀行からの借金、一時金の徴収。その前に何かできることがないものかと。

コンサルを適切に選出してのご相談ということですね。
そうしたら、「現状では費用が足りないからと言って、借り入れや一時金徴収などしたくない」と相談するべきでしょう。
その相談に親身に乗っていただけないようでしたら、選定を間違えたのかもしれませんね。
しかし、大変な手順を踏んでコンサルを選んだのですから、選んだコンサルは組合の利益のために活用するしかないです。
わからないこと、納得ができないこと、とにかく些細なこともコンサルに相談するべきです。
コンサルの言うままにならず、相談や指摘などしてうまく使いこなすことが必要ではないでしょうか。
それができなければマンション管理士などの専門家を仲介に依頼することをお勧めいたします。

ご丁寧なアドバイス、感謝です。助かります。
コンサルばかりでなく、様々なところに相談に行ってみます。
わが町にはマンション管理組合の協議会や自治体のマンション相談窓口などもありますので、今のところそのあたりなども活用してみます。

そのコンサルって、ひょっとしたら管理会社のことではないですか?
ちょうど今、同じようなことがあって、初めから見直しをしていただいているところです。
納得がいかない理由は何ですか?相場とかけ離れているからですか?

ぼったくられているかどうかは、比較があって言えることだと思います。

大規模を進めるにあたっては理事会が行っているのですか。
もしそうでしたら修繕委員会を設置して、じっくり検討すべきだと思います。
何もわからなければ、マンション管理士などの専門家にアドバイスを受けて、しっかりしたコンサル選びからやり直すことが一番いいと思います。

素人がわからないままに、おかしいと困っていても進まないでしょう。
やはり専門家に助けていただくのが一番ではないでしょうか。

コンサルは公募して、複数のところから選ぶべきです。
金額は大して変わらないでしょうから、組合との相性を重視してはいかがでしょうか。

ありがとうございます。いくつかの大規模修繕の本を見ると相場は一戸あたり100万円ほどとなっており、マンション管理士などの見立てもそうでしたから、そのつもりでした。だから4000万円ほどの予定でちょうど積立金もそれくらいでした。
小規模なので理事会は修繕委員会を兼ねております、理事会には理事のほかに修繕委員も参加し修繕工事の検討をします。コンサルは建通新聞を使って公募しました。理事・修繕委員で審議してそこに決めました。管理会社には口出しさせておりません。
現状では圧倒的に修繕資金が足りません。こまったものです。まずは、コンサルの出した診断と予算が妥当なものか、セカンドオピニオンを仰ぐべきなのでしょうか。積立金の値上げ、銀行からの借金、一時金の徴収。その前に何かできることがないものかと。

コンサルを適切に選出してのご相談ということですね。
そうしたら、「現状では費用が足りないからと言って、借り入れや一時金徴収などしたくない」と相談するべきでしょう。
その相談に親身に乗っていただけないようでしたら、選定を間違えたのかもしれませんね。
しかし、大変な手順を踏んでコンサルを選んだのですから、選んだコンサルは組合の利益のために活用するしかないです。
わからないこと、納得ができないこと、とにかく些細なこともコンサルに相談するべきです。
コンサルの言うままにならず、相談や指摘などしてうまく使いこなすことが必要ではないでしょうか。
それができなければマンション管理士などの専門家を仲介に依頼することをお勧めいたします。

ご丁寧なアドバイス、感謝です。助かります。
コンサルばかりでなく、様々なところに相談に行ってみます。
わが町にはマンション管理組合の協議会や自治体のマンション相談窓口などもありますので、今のところそのあたりなども活用してみます。

平均の費用ならそんなものです。 ㎡あたりの金額も調査結果で分ります。

最後に国土交通省の実態調査のリンクを張っておきますので確認して下さい。 
ただしコンサルは建物調査の結果で提案しているので、とんでもない内容では無いと思います。

予算の範囲内で優先順位を付けて工事範囲を縮小するなど、先ずは予算内で収まるように提案し直してもらう。 
今実際に暮らしていけてるのですから、どの工事にも緊急性は無いはずです。 

当方では修繕を始めてからタイルの打鍵テストでコンサル予想の1.5倍の不良が見つかり、修繕範囲の大幅縮小から全数交換するまで3段階の提案を出してもらい検討しました。

・タイルに限れば雨漏り対策として外壁だけやる。 
・落下すると危ない人が通る場所だけやる。 
・内側と下層階は止める。
・今回は東西南北の1~2面だけに絞って足場費用も減らす。
・・・・などの選択肢もあります。

防水工事なら

・屋上だけやる
・ベランダは止める
・防水シートは使わず防水塗料だけにする。(出来るかな~?)

費用内訳が提供されていませんが、大きな費用から順次取りやめから松竹梅の提案を出してもらい検討する。

今回延期した工事も修繕積立金が貯まったら再開する予定で長期修繕計画を見直す。
5年後くらいに中期修繕工事を行っても良いと思います。 
あるいは直さざるを得なくなるまで予防的な修繕は行わない。
長期修繕計画にもとずき値上げを提案する。

修繕積立金の値上げが検討課題に入ったと思いますが、今は㎡あたり幾らでしょうか?

以上、提案でした。

国土交通省の実態調査
http://www.mlit.go.jp/common/001234290.pdf

http://www.mlit.go.jp/common/001234283.pdf

ありがとうございます。各種大規模修繕の本には1戸あたりだいたい100万円となっているのでこちらはそのつもりでおりました。
長期修繕計画もちゃんとできていないのもいけなかったと思います。そもそも、修繕積立金が長年国交省のしますガイドラインの1/4ほどでしかありませんでした。たいした被害もありませんでしたが地震保険が下りまして、何とかやれるかと思っていたら、全く足らない状況ですのでこれから金作です。長年多くの住人はマンション運営に無関心でいたので、かえってこれがいい薬になるのではと思います。

売りやすいように積立金を少なくしたのですかね~?
管理会社に、どうして値上げの助言をしなかったのか、問い詰めてみて反応をみてはいかがですか?
揉めるような助言はしたくないのでしょうが、問題が大きくなった責任を感じているか見てみましょう。 

大規模修繕の説明会の時に値上げせざるを得ない事を報告して、地ならしをしておくと良いと思います。

コンサルタントに相談せず、管理組合から複数の工事業者に直接見積もりを依頼してはどうですか。

12月1日の日経電子版です。
マンション積立金 食い物
悪質コンサル横行 業者と結託、修繕が割高に
日本経済新聞 朝刊
2018年12月1日 2:00 [有料会員限定]

マンションの劣化を防ぐ大規模修繕の積立金が悪質な設計コンサルティング会社に狙われている。工事会社に談合まがいの行為を促し、割高で受注した業者からバックマージンを得る。住民側に立つべき会社が管理組合の資産を食い物にしているのだ。悪質コンサルの横行はマンションの資産価値の低下を招く。


劣化を防ぐには適切な大規模修繕工事が欠かせない(東京都内のマンション)
「この金額で見積もりを出してくれ」。2018年春、ある工事会社役員の携帯電話が鳴った。声の主は首都圏のあるマンションと修繕計画策定の契約を結んだ大手設計コンサルの担当者。工事会社の選定を助言する立場にある人物だ。


相場より5割高
役員はこの案件を狙っていたが、相手が促す応札額は自社の見積もりの1.5倍。「ほかの工事会社は設計コンサルへのバックマージン込みだ。ウチが安値で落とすのを防ぐつもりだろう」。こう解釈し、断った。

結局、落札したのは別の会社。なぜか役員の会社の見積もりと同程度の受注額だった。落札した会社からも事前に接触があり、当の設計コンサルと組んでいるとほのめかされた。安易に同調すれば、管理組合は相場より5割も高い金額を支払わされた可能性がある。

なお、日本経済新聞がこの大手コンサルの社長に事実関係を書面で問うたところ「そのような談合行為を行うような事実はない」と答えている。

通常マンションは12~15年ごとに大規模修繕を施す。原資は管理組合が毎月徴収する積立金だ。規模が大きいと億円単位の費用がかかる。専門知識が乏しい管理組合が工事の金額や内容の妥当性を判断するのは難しい。

そこで近年増えてきたのが、設計コンサルが建物を診断して工事内容を決め、進捗も管理する方式だ。この計画を受けて管理組合は公募などで工事会社を決める。診断から工事まで管理会社や工事業者に任せるより透明性が高いとされてきた。

だが透明性の裏側に不正の芽が潜む。管理組合による設計監理の公募に、特定の設計コンサルが極端な安値を示して競合を押しのける。問題はその後。受注後に関係の深い工事会社が受注するように誘導するのだ。

業界の実態に詳しい設計コンサル、シーアイピー(東京・中央)の須藤桂一社長は「事前に落札業者を決め、ほかの業者がそれより高値で入札するように設計コンサルが誘導する」と指摘する。

国土交通省は問題を認識している。17年1月、マンション管理団体に対し、バックマージンを払う業者が受注できるような「不適切な工作」が存在すると注意喚起した。

呼応するように、同年11月に設計コンサル大手を中心に「一般社団法人マンション改修設計コンサルタント協会(MCA)」が発足し、「管理組合の不利益につながるような第三者との利害関係を持たない」との倫理規定を打ち出した。

法抵触の可能性
ただ、多くの業界関係者は「実態は何も変わっていない」と指摘する。冒頭の工事会社役員が見積額の調整を依頼されたのはMCA設立後。相手はその中心的な会社だ。業界ぐるみで価格調整やバックマージンの要求を続けていると疑われる例が後を絶たないという。

あるマンションでは工事の見積もりを出した6社すべてが「警備員」の項目だけ「単価」と「数量」を誤って逆に記入していた。見積もりの精査を依頼された1級建築士は「すべて同じ間違いをすることは起こりにくい。談合があったのだろう」と指摘する。

ある工事業者は「最近は『営業協力費』や『情報提供料』の形で、バックマージンとわからないような契約を結ぶ」と、やり取りが巧妙になってきたと明かす。

これまで見てきた取引に対し、公正取引委員会は「独占禁止法の『不当な取引制限』にあたる入札談合が適用される場合はある」との見解だ。談合に詳しい中原茂弁護士は「工事費を本来よりつり上げさせたうえ、法外なバックマージンを得ると管理組合の財産に損害を与えることになり、背任罪にあたる可能性がある。ただ工事の見返りとの証明が必要で立件のハードルは高い」。

いまは業界に自浄作用を求めるしかない。

10月に「一般社団法人クリーンコンサルタント連合会」が設立記者会見を開いた。名を連ねたのは2年前に悪質なコンサルの実態を告発した業界団体の主要メンバー。会長の柴田幸夫氏は「我々の活動はクリーンなコンサルの増加につながる」と語り、管理組合からの相談やコンサル紹介に応じると表明した。

マンション修繕の入札サイトを運営する日本システムマネジメント(東京・中央)の宇貫広一郎マンション総合支援事業部長は「業者の推薦や選定をコンサルや管理会社まかせにしなければ不正を防げる」と説く。問われるのは管理組合の目利き力だ。

(学頭貴子)

ありがとうございます。施工業者から直接提案をしてもらう、いわゆる「プロポーザル方式」といったやり方もあると知ったのはコンサルとの契約後でした。それですと、現在のコンサルとの契約関係で難しい面もあるのではないかと思います。
独自のノウハウを持つ施工業者なら安くてよい仕事をしてくれると期待も持てます。コンサルとの相談の上そうしたやり方も探ってみたいと思います。まずは、修繕工事に優先順位をつけ予算をにらみながら必要最小限のところから手を付けていきます。
修繕積立金も管理会社まかせでいましたから、足りなくなったのは当然だと思います。住人の無関心が今回の事態を招きました。住人全体で話し合ういい機会になると思います。ご回答感謝。

ル・グランデさん こんにちは
想定予算金額の倍の見積金額を提示され、驚かれたのですね。
1戸当たり100万円程度と予想されていたようですが、
マンションの規模、外壁の種類等で費用は大きく変わってきます。
第1回目の修繕であれば、少し高いようにも思えますが、
修繕場所個々の費用を書いていただいていない状況では
何とも言えません。
現状の4000万円の予算内で収めるのであれば、修繕個所の
選定から始めてください。
項目のすべてを大規模修繕で実施する必要はありません。
足場設置が必要なベランダ塗装、タイルの貼り替え等を実施
する必要がありますね。
>ちなみにタイルの浮きが多くて20%ほどあるそうです。
全個所の確認を行い20%と確定したのではないと思います。
(手の届く範囲内の確認でこんなものしょうとのことだと考えます)
私の住んでいるマンションでは、全外壁タイルの打診検査を行い
費用を算出しました。
屋上防水等、後回しにできるものは修繕積立金がたまった時に実施
されてもよいのではと思います。
どうしても今実施しないと近日中に影響が出ると思われる個所だけで
良いのではないでしょうか。
1戸当たり100万円の予算見積もりは、計画が甘いように感じます。
第2回目、3回目の大規模修繕を見越した予算の確保が必要と思います。





ありがとうございます。私の方も優先順位を決めて緊急性の高い、必要最低限のところと思っております。タイルの浮きは、剥離落下の危険性もあり緊急度が高いとコンサルから言われ、どうせ、足場を組むことになるのなら、そのついでにできることをやっておくほうがよいとの意見もあり、すんなり修繕部位を決めがたいところもあります。
状況をちゃんと知らせてより多くの住人たちを巻き込んで意見を吸い上げ、自分たちのマンション運営に関心を持ってもらう機会にしたいと思います。ご回答感謝。

回答がありません。