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規約、細則を守らない人への具体的な対応

管理規約

  • マンションタイプ :
    単棟型
  • マンションの戸数 :
    〜50戸
  • 竣工年 :
    〜1981年

禁煙なのにタバコを吸う人、ペット禁止なのにペットを飼う人に対し、
何度も忠告しても聞かない人には、どう対応すればいいのでしょうか。
最終的には共同の利益に反するとのことで訴えることでしょうが、受忍限度を超えないとして、勝訴できないとか、仮に勝訴しても、弁護士費用の持ち出しになったりする懸念があります。「相手の立場に立って交渉」とか「相手の言い分も聞く」とか抽象的なアドバイスはよく聞きます、何かいい方法はありませんか

みんなの回答

マンションにおけるペット飼育又は喫煙問題の対処、特に裁判については、Blavetakiyasuさんの回答のとおりです。裁判のほかに、民事調停法に基づく民事調停という方法があります。調停は、調停委員会(裁判官と調停委員からなる)又裁判官が紛争の当事者間に互譲を求めて合意を図るものです。例えば、タバコの被害者が申立人となり、加害者である喫煙者を相手方として、タバコの共用部分での喫煙又は共用部分にタバコの煙を排出しないようにとの申立てを簡易裁判所にすることができます。弁護士に依頼する必要はなく、素人が個人で申立てることができます。手続は簡易裁判所で教えてもらえます。

ありがとうございます。調停委員会とは初耳でいい考えです。
参考にします

タバコの場合とペットの場合とでは、幾許か対応が異なってくると思います。

ペットの場合は、共同利益違背行為として管理組合側が勝訴した判決が最高裁も含めて数多く存在します。
ペットを飼っても実際には他の居住者に一切迷惑をかけず、実害もないんだからいいじゃないかという尤もらしい理屈であっても、「共同生活上の利益に対する具体的被害やその蓋然性の有無にかかわらず、それ自体で本件規定に違反する行為というべき」と一蹴されています(東京高判平成8.7.5)。
また、犬の飼育をやめると妻の鬱病が悪化する(東京高判平成19.6.28)、この子の自閉症の治療に必要不可欠だ(東京高判平成6.8.4)との涙の抗弁も、みな退けられています。
更に、憲法13条の幸福追求権に違反すると最高裁に上告しても「上告人独自の見解だ」と冷たく棄却です(最高判平成10.3.26)。
ペットを可愛がる人達から見ればホントに血も涙もないような判決ばかりです。

従って、管理規約や使用細則でペット禁止条項があれば、これ一発でレッドカードを出せるでしょう。それまでにいろいろな協議や説得があるのでしょうが、ペットを飼う人とそれを迷惑と捉える人との間にはかなりの距離があるように思います。このペットこそが私の生きがいと感じる人も多いので、中途半端な説明ではなかなか納得してくれないようです。
終いには理事会の決議を経て(標準管理規約67条第1項)、区分所有法57条第1項の規定に基づくペット飼育停止を請求し、その際、そのうち総会を開いて訴えでも何でも起こすぞ、絶対負けへんぞと凄まないといけないかもしれません。
ただ、出るところに出ると、ペット飼育者は圧倒的に不利になると思われます。

通常、皆に迷惑をかけないとの条件でペット一代限りで認めるが、当該ペットが亡くなったら次はないといった形で収めるのが一般的かもしれません。ただ、組合側がそれすら認めず強く出たとしても、負ける確率は少ないでしょう。

一方で、煙草の煙が煙たいから訴えを起こしたという人はあまり聞きません。判例もほとんど見当たりません。
恐らくは共用部分での喫煙禁止と拝察しますが、最低でも使用細則等に共用部分での喫煙禁止を謳っておくべきだと思います。(喫煙行為一つで規約違反が問えるから。)
共用部分での喫煙が続くなら訴えを起こしても組合側が有利に展開すると思われますが、専有部分で吸った煙草の煙が共用部分に流れて迷惑するというレベルになると微妙かも。喫煙者の部屋に強力なフィルターを備えろとかいう話しになって、そこまでやる義理はないと反論されると、皆がイライラして落ち着かないマンションになってしまいます。

規約や細則に禁止規定があれば、理事会決議を経て是正措置の勧告・指示又は警告ができますので(上記標準67条第1項)、これをうまく活用すれば、少なくとも共用部分での喫煙については、大抵の人は反省して大人しくしてくれるのではないでしょうか。

素晴らしいコメントです。大変参考になりました。

煙草の判例はないかなーと探していると、一つ見つかりました。時間差あり過ぎですみません。

平成24.12.13名古屋地判で、ベランダで煙草を吹かす下階の住民に、上階の住民がストレスで帯状疱疹を発症するなど精神的に追い込まれたので150万円を支払えと訴えたのに対し、「他の居住者に著しい不利益を与えていることを知りながら、喫煙を継続し、何らこれを防止する措置をとらない場合には、喫煙が不法行為を構成することがあり得る。このことは、当該マンションの使用規則がベランダでの喫煙を禁じていない場合であっても同様である。」と違法性を認めましたが、「原告においても、近隣のタバコの煙が流入することについて、ある程度は受忍すべき義務がある」として、請求額とは超落差のある5万円のみの損害賠償を認めたという例がありました。

ただこの場合は、民法709条に基づく不法行為責任を問うものですから、実際に損害がないといけません。ペットのように区分所有法6条(共同利益違背)、57条(停止請求)で勝負できる一発退場方式とは若干性格が異なります。

ご参考までに。

タバコの場合とペットの場合とでは、幾許か対応が異なってくると思います。

ペットの場合は、共同利益違背行為として管理組合側が勝訴した判決が最高裁も含めて数多く存在します。
ペットを飼っても実際には他の居住者に一切迷惑をかけず、実害もないんだからいいじゃないかという尤もらしい理屈であっても、「共同生活上の利益に対する具体的被害やその蓋然性の有無にかかわらず、それ自体で本件規定に違反する行為というべき」と一蹴されています(東京高判平成8.7.5)。
また、犬の飼育をやめると妻の鬱病が悪化する(東京高判平成19.6.28)、この子の自閉症の治療に必要不可欠だ(東京高判平成6.8.4)との涙の抗弁も、みな退けられています。
更に、憲法13条の幸福追求権に違反すると最高裁に上告しても「上告人独自の見解だ」と冷たく棄却です(最高判平成10.3.26)。
ペットを可愛がる人達から見ればホントに血も涙もないような判決ばかりです。

従って、管理規約や使用細則でペット禁止条項があれば、これ一発でレッドカードを出せるでしょう。それまでにいろいろな協議や説得があるのでしょうが、ペットを飼う人とそれを迷惑と捉える人との間にはかなりの距離があるように思います。このペットこそが私の生きがいと感じる人も多いので、中途半端な説明ではなかなか納得してくれないようです。
終いには理事会の決議を経て(標準管理規約67条第1項)、区分所有法57条第1項の規定に基づくペット飼育停止を請求し、その際、そのうち総会を開いて訴えでも何でも起こすぞ、絶対負けへんぞと凄まないといけないかもしれません。
ただ、出るところに出ると、ペット飼育者は圧倒的に不利になると思われます。

通常、皆に迷惑をかけないとの条件でペット一代限りで認めるが、当該ペットが亡くなったら次はないといった形で収めるのが一般的かもしれません。ただ、組合側がそれすら認めず強く出たとしても、負ける確率は少ないでしょう。

一方で、煙草の煙が煙たいから訴えを起こしたという人はあまり聞きません。判例もほとんど見当たりません。
恐らくは共用部分での喫煙禁止と拝察しますが、最低でも使用細則等に共用部分での喫煙禁止を謳っておくべきだと思います。(喫煙行為一つで規約違反が問えるから。)
共用部分での喫煙が続くなら訴えを起こしても組合側が有利に展開すると思われますが、専有部分で吸った煙草の煙が共用部分に流れて迷惑するというレベルになると微妙かも。喫煙者の部屋に強力なフィルターを備えろとかいう話しになって、そこまでやる義理はないと反論されると、皆がイライラして落ち着かないマンションになってしまいます。

規約や細則に禁止規定があれば、理事会決議を経て是正措置の勧告・指示又は警告ができますので(上記標準67条第1項)、これをうまく活用すれば、少なくとも共用部分での喫煙については、大抵の人は反省して大人しくしてくれるのではないでしょうか。

素晴らしいコメントです。大変参考になりました。

煙草の判例はないかなーと探していると、一つ見つかりました。時間差あり過ぎですみません。

平成24.12.13名古屋地判で、ベランダで煙草を吹かす下階の住民に、上階の住民がストレスで帯状疱疹を発症するなど精神的に追い込まれたので150万円を支払えと訴えたのに対し、「他の居住者に著しい不利益を与えていることを知りながら、喫煙を継続し、何らこれを防止する措置をとらない場合には、喫煙が不法行為を構成することがあり得る。このことは、当該マンションの使用規則がベランダでの喫煙を禁じていない場合であっても同様である。」と違法性を認めましたが、「原告においても、近隣のタバコの煙が流入することについて、ある程度は受忍すべき義務がある」として、請求額とは超落差のある5万円のみの損害賠償を認めたという例がありました。

ただこの場合は、民法709条に基づく不法行為責任を問うものですから、実際に損害がないといけません。ペットのように区分所有法6条(共同利益違背)、57条(停止請求)で勝負できる一発退場方式とは若干性格が異なります。

ご参考までに。

マンションにおけるペット飼育又は喫煙問題の対処、特に裁判については、Blavetakiyasuさんの回答のとおりです。裁判のほかに、民事調停法に基づく民事調停という方法があります。調停は、調停委員会(裁判官と調停委員からなる)又裁判官が紛争の当事者間に互譲を求めて合意を図るものです。例えば、タバコの被害者が申立人となり、加害者である喫煙者を相手方として、タバコの共用部分での喫煙又は共用部分にタバコの煙を排出しないようにとの申立てを簡易裁判所にすることができます。弁護士に依頼する必要はなく、素人が個人で申立てることができます。手続は簡易裁判所で教えてもらえます。

ありがとうございます。調停委員会とは初耳でいい考えです。
参考にします

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