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再任の法的な意味合いについて

管理組合の運営

管理規約

  • マンションタイプ :
    単棟型
  • マンションの戸数 :
    51〜200戸
  • 竣工年 :
    〜1981年

当マンションの管理規約(役員の任期)の中に「また、再任を希望する場合は、1期2年の間隔をあける。」と記載されております。
今回理事が不足しているため理事に立候補し、後は総会で承認されるだけだったはずなのですが、同居の妻が1年半前まで理事だった事を理由に、「これは再任にあたるから立候補自体が無効だ。」という反対意見が出てまいりました。

自室の購入者(区分所有者)は妻(組合員)ですが、私は立候補を認められている(組合員の同居人)にあたります。

このような場合も「再任」となり、立候補は無効となるものでしょうか?
宜しくお願いいたします。

みんなの回答

「再任にあたるか否か」で色々と議論があるようですが、現在の管理規約の趣旨「長期政権による不正を防止する」を尊重するのであれば、規約の趣旨をねじ曲げ無理して理事に立候補するのは、如何かと思います。

もしTomoさんが義侠心で立候補しようとする意欲があり現理事会メンバーもそれを望んでいるのなら、現理事会が管理規約の改定を特別決議で提案し、総会で承認された後、Tomoさんの理事立候補の議案を審議したら良いと思います。

もしTomoさんが、管理規約の無理筋の解釈で立候補をし理事になっても、反対派の住民から厳しい批判にさらされることになりますので、正攻法である特別決議による管理規約改定で対応した方が良いと思います。

「また、再任を希望する場合は、1期2年の間隔をあける。」という規約ができた理由は何ですか?

クッシー様
ご質問の件、返事が遅くなってしまい、大変申し訳ございませんでした。
この規約を設けたのは、3代前の理事長が3期6年頑張ってくれていたのに、「長期政権は不正の温床になる可能性が高い。」という理由で、2期4年までに制限された事から、もし2期4年経過後に、再度立候補して理事長になったら、何期でもできてしまうため、このような規約を追加したのだと聞きました。
どうぞ宜しくお願い致します。

役員になることができるのは規約でどのようになっているのでしょうか?

 結論から言うと、私は「再任には該当しない」と思います。
 以下その理由です。

 まず第一に、役員は、輪番であれ抽選であれ、個人の技量・能力に着目して選任されるのが原則だということです。
 理事会は、組合運営について互いに意見を出し合い、実際の議論を行う場であり、現実の議論の結果に基づいた議決が求められるので、役員は、こうした議論と議決を行うに相応しいとして総会において承認された人物ということになります。
 このため、同居人であっても区分所有者とは異なる技量・能力を持つ別の人格として扱うのは当然と思料します。(標準管理規約コメント第53条関係①~④において、理事の代理出席を限定的に捉えているのもその趣旨です。最高判(平成2.11.26)でも理事の代理を認めるのは、理事に事故がある場合に限定されています。ということは、事故がなければ代理もできないほど一身専属的な性格の強い地位だと言えます。)

 第二に、「組合員の同居人」に立候補を認める趣旨は何かと考えると、恐らくは広く適材を求めるという趣旨ではないかと拝察します。
 であれば、組合員に連続する同居人を認めないとなると、適材の発掘範囲を自ら狭めてしまうことになって、管理規約の趣旨から離れてしまいます。

 また、「再任を希望する場合は、1期2年の間隔をあける」との趣旨は、おそらく、役員と業者等の関係者との癒着を防ぐとか、早期の交代で新鮮な目を入れて適正化を図るといった効果を期待しているのではないかと思います。
 これを同居人に適用するためには、区分所有者と同視し得る地位にあるとの根拠が必要となりますが、組合員とは異なり、役員は個人の技量・能力に着目して選任されるべきものであることを考えると、同視するには些か無理があると思います。

 第三に、区分所有者に与えられている議決権は、総会において行使し得るもので、理事会の議決とは無関係であるということです。
 議決権を持たない者が役員に就任しても問題ないのはご承知のとおりと思います。
 tomoさんは区分所有者ではないので、区分所有権を取得しない限り未来永劫議決権は持ちません。役員になったら議決権を取得するということもありません。
 従って、理論的に議決権を持つことのない者に対して、区分所有者と議決権が同一であることを根拠に立候補を認めないというのは土台を違えた議論のような気がします。

以上です。

 ただ、理事会は、区分所有法に根拠を持たない、管理組合の任意組織なので、どのように考えるかは、それぞれの管理組合の事情で大きく異なると思います。

 理事会の開催に当たり、(本来は好ましくないことですが)広範に配偶者等の代理出席を認めていたり、配偶者や他の同居人が当たり前のように代理出席していたりするようであれば、再任ではないかとの目を向けられた場合、理屈はどうであれ「実質上そのとおりです」としか言いようがないでしょう。
 また、再任ではないとしても、同居人が複数いれば、同居人同士で役員をたらい回しすることも可能となります。
 ただし、こうした場合であっても、いい人だからと総会で認めればそれでよいし、ダメだというのであれば総会で否決すればよいだけということになります。

 要は、再任を禁止している、また、同居人に役員就任を認めていることの趣旨は何なのかを組合の皆さんがどう考えるかということなので、皆さんでよく議論され、管理組合にとってベストな結論を導き出されることを祈念いたします。

Blavetakiyasu 様
大変丁寧な回答を頂いておきながら、返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
「再任になる。」とのご意見が多い中、とても心強いご意見を頂き、大変感謝しております。
私は素人ながら、理事会が理事を委任するのは、〇〇号室ではなく、〇〇さんだという思いがあるため、再任には当たらないと勝手に解釈して立候補して、理事会も立候補を認めてくれたのに、問題のあった前理事長が「再任にあたる。」と総会で問題にするよう、手ぐすねを引いているという情報が入って、現理事の方々がわざわざお詫びに来られるような事態になりました。
私は理事になりたいわけではありませんが、問題の前理事長がいきなり辞任して、大変ご苦労されている今の理事長を少しでも支えたいという気持ちで立候補いたしました。
(おそらく理事の互選により理事長をやる事になったかと思います。)
確かに管理規約を守る事がマンション管理の基本だとは思いますが、もしどちらとも解釈出来るとすれば、理事会または総会などで、「当管理組合はこのように解釈します、異論があったら控訴して下さい。」という対応も可能かと思いました。
本当にご親切に、また丁重な回答に感謝いたします。ありがとうございました。

Tomoさん こんにちは
回答されているほとんどの方が「再任」とのお考えのようですが、
辞書を調べてみますと、再任とは
「続けて同じ役職に任命されること。また、前に一度就いたことのある役職にもう一度就くこと。」
と書かれています。(調べたすべての辞書には同一内容が記載されています)
今まで奥様が「副理事長」であったとのことですが、違う役職(例えば理事長、会計、書記等)であれば
再任の意味から判断すると「再任」ではないと考えます。
貴管理組合理事会が現理事長の押しの強さ? で、正常な運営ができていないように
伺えます。
理事会を正常に運営する志のある方を、疎外(除外)するのはいかがなものでしょうか。
推測するには、総会上程前の議案書(案)での反対者は現理事長さんでしょうね。

maikuro3 様
大変丁寧な回答を頂いておきながら、返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
わざわざ、いろいろな辞書までお調べ頂き、本当にありがとうございました。
今回の総会で、すでに辞任はされている前理事長ですが、解任されるかもしれません。
私は素人ながら、理事会が理事を委任するのは、〇〇号室ではなく、〇〇さんだという思いがあるため、再任には当たらないと勝手に解釈して立候補して、理事会も立候補を認めてくれたのに、問題のあった前理事長が「再任にあたる。」と総会で問題にするよう、手ぐすねを引いているという情報が入って、現理事の方々がわざわざお詫びに来られるような事態になりました。
私は理事になりたいわけではありませんが、問題の前理事長がいきなり辞任して、大変ご苦労されている今の理事長を少しでも支えたいという気持ちで立候補いたしました。
(おそらく理事の互選により理事長をやる事になったかと思います。)
確かに管理規約を守る事がマンション管理の基本だとは思いますが、もしどちらとも解釈出来るとすれば、理事会または総会などで、「当管理組合はこのように解釈します、異論があったら控訴して下さい。」という対応も可能かと思いました。
本当にご親切に、また丁重な回答に感謝いたします。ありがとうございました。
※他の回答者の方への回答と、ほぼ同じ内容になってしまいました。

Tomo様

Tomo様の例は再任にあたると思います。あとは特例としての対応を行うか否かという話だと考えます。役員候補を議案として上程するのは理事会なので、理事会での同意を得ることが前提となりますが、特例として認める場合の手続きとして以下の手続きが考えられます。

(1) 特例として役員候補(あるいは役員)として認めるか否かの議案を特別決議事項と同条件で採決を行う決議(普通決議)
(2) 特例として役員候補(あるいは役員)として認めることの決議(特別決議)

この様な手続きを踏むのは、今回の特例は規約の定めを超えた対応となるので、規約改正に準ずる判断を組合員に求める必要があると考えるからです。逆に規約改正と同等の手続きを経て同意が得られれば、総会の決議は規約と同等の効力を持つと考えるのが妥当です。
また、通常は特別決議事項では無い議案であっても、総会において特別決議事項とするという決議があれば特別決議の要件で決議を行うことが可能となります。

理事会を説得する場合にも想定される手続きとともに説得することで合意が得られる可能性が高くなると思います。

さるとび 様
maikuro3 様
大変丁寧な回答を頂いておきながら、返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
「特例」、なるほどその手もありますね。
総会は2月ですので、2週間前までには総会議案書が届くように発送しなくてはなりません。
そしてその議案書の内容を決議する最後の理事会は1月26日でした。
今からでは間に合わないのかもしれませんが、頂いたご意見を現理事長にお伝えしてみようかと思います。
ちょっと質問させて頂くのが遅かったかもしれません。
でも本当にご親切に、また丁重な回答に感謝いたします。ありがとうございました。
また質問させていただいた際には、どうぞ宜しくお願いいたします。

法律や規約に明記されていない事項は規約を改定してはっきりさせるか、総会の普通決議で決定すればよいと思います。
本件であれば、Tomoさんを理事とする総会議案が承認されれば有効としていいと思います。
仮に総会でTomoさんが理事となり、理事会で理事長を拝命した場合、理事長の下した法律行為が無効となることはありません。
「どのような判断が、無難であるのか(異論のない完璧な判断)、波風が立たないか」を優先すれば他の皆様のご回答の通りと思います。
「(役員のなり手がいない)当面の課題を、違法と言われない手段でどう解決するか」を判断基準において判断することが問題を解決する有効手段で敢えて異論を述べました。
総会の特別決議で法人に移行することが出来る管理組合において、管理組合法人成りした組合の理事は、自然人たる誰を理事としたのかが問われ、その氏名が登記されます。選出母体の属性は関係ないとの考えが成り立ちます。これは上記の判断の妥当性を補強するものと思います。
とはいえ総会決議は万能ではありません。普通決議で決したことはその後の普通決議又は裁判の判決で覆ります。
無効を主張する組合員の訴えの利益が認められる場合は、総会決議を判決が覆えるケースもあると思います。常識に照らしてというより、その総会決議の結果、予期せぬ共同の利益に反する事態が生じた場合などです。
例えば1住戸を5人の共有区分所有者が全員理事となって理事の過半を占め、恣意的な組合運営を行っているといった事態は避けなくてはなりませんが、一般的な規約で明確にこれを否定しているわけではありません。総会議決権は一住戸の代表が一人で行使するとの規約規定から類推すれば、理事会制度を骨抜きにする問題ある総会の決議です。総会の無効を主張する組合員が出てきそうです。
最終的にはそれぞれの管理組合の現状を踏まえた組合員のバランス感覚を総会の中で擦り合わせて合意し、合意した結果はひとまずは有効。運用上不都合があればその後の総会で修正を施すといった対応がよいと思います。

管理(すが)様
大変詳しく、また分かりやすい回答を頂いておきながら、返信が遅くなり申し訳ございませんでした。
そして、とても参考になるご意見、ありがとうございました。
回答の中に記載されていた、
「例えば1住戸を5人の共有区分所有者が全員理事となって理事の過半を占め、恣意的な組合運営を行っているといった事態は避けなくてはなりませんが・・・」という部分にはハッといたしました。
現状当マンションでこのような事例は有りませんが、確かにこのような事態になる事を防ぐためには、1議決権を基本にして、極端ですが「1区分所有者の所有する部屋の住人は同一の人格とする」という原則が必要なのかも知れません。
また一つ勉強させて頂きました。
本当にありがとうございました。

残念ながら「再任」に当たります。
奥様は1年半前まで理事だったということは、任期の途中で辞任されたのでしょうか?

ところで、立候補できない期間はあと半年だけのようですから、組合を立て直したいという強い意志をお持ちなら、総会で例外として検討していただくことを要求してはいかがでしょうか。

他の組合で、4年役員を務めたら、輪番が全体で一巡するまで立候補できないという規定を設けているところがありますが、大きな問題が継続審議となっていて、例外として総会で認めていただき、6年間役員を務めた方の例もあります。

また、役員にならなくても、オブザーバーとして理事会出席を要求することもできますが、理事会が認めるかどうかですね。

cocoa 様
丁寧なご意見、ありがとうございました。
ご質問の件ですが、妻は副理事長の任期2年の途中で、理事長の恫喝に恐怖して辞任いたしました。
このマンションの理事会は、理事会の傍聴を認めていますので、発言は出来ませんが傍聴したいと思います。
また、総会は2月末の予定で、最終の総会上程議案を本日開催された理事会で決議されたところですので、
残念ながら総会の議案として「役員立候補の例外規定」を上程する事は出来ません。
でも確かに理事会で認められれば、管理規約の例外規定を決議する事は可能ですね。
大変、参考になるご意見、ありがとうございました。

このような場合も「再任」と言えます。
奥様とTomoさんは別の人格ですが、1つの区分所有権・1つの議決権がベースになっているので、同一人物としてカウントされます。
同一人物が「再任を希望する場合は、1期2年の間隔をあける。」という規定があるなら今回の立候補は無効と解釈できます。

役員が不足している窮状を解決するためにTomoさんが立ち上がった立候補ならば、一旦、立候補を取り下げてはいかがでしょうか?
立候補ではなく他の区分所有者からの推薦を受ければ「希望する場合」には当たらず、当該規定に抵触せず再任できるのか?という疑問が残りました。役員不足が深刻ならばそのような方法を考えるのも一案と思います。

三毛猫さま
早速の丁寧な回答、ありがとうございました。
「1つの区分所有権・1つの議決権がベースになっている。」
大変勉強になりました。
管理規約には確かに「再任を希望する場合は1期2年の間隔をあける。」と記載されております。
再任は希望していないけれども、推薦により仕方なく・・・
少しみんなで考えてみます。

当然ながら、立候補は無効です。
もしこれを認めれば、夫婦が交代で永久的に役員が出来ることになります。
管理規約の趣旨を理解していれば、このようなバカな質問は出ない筈です。

青山 様
早速の回答、ありがとうございました。
確かにおっしゃられる通りだと思います。
前理事長含め、いきなり3名が辞任して理事会崩壊寸前のため、何とか理事になって立て直したいという願いから、期待を込めた質問でしたが、あきらかに勉強不足でした。もう少し勉強します。

残念ながら「再任」に当たります。
奥様は1年半前まで理事だったということは、任期の途中で辞任されたのでしょうか?

ところで、立候補できない期間はあと半年だけのようですから、組合を立て直したいという強い意志をお持ちなら、総会で例外として検討していただくことを要求してはいかがでしょうか。

他の組合で、4年役員を務めたら、輪番が全体で一巡するまで立候補できないという規定を設けているところがありますが、大きな問題が継続審議となっていて、例外として総会で認めていただき、6年間役員を務めた方の例もあります。

また、役員にならなくても、オブザーバーとして理事会出席を要求することもできますが、理事会が認めるかどうかですね。

cocoa 様
丁寧なご意見、ありがとうございました。
ご質問の件ですが、妻は副理事長の任期2年の途中で、理事長の恫喝に恐怖して辞任いたしました。
このマンションの理事会は、理事会の傍聴を認めていますので、発言は出来ませんが傍聴したいと思います。
また、総会は2月末の予定で、最終の総会上程議案を本日開催された理事会で決議されたところですので、
残念ながら総会の議案として「役員立候補の例外規定」を上程する事は出来ません。
でも確かに理事会で認められれば、管理規約の例外規定を決議する事は可能ですね。
大変、参考になるご意見、ありがとうございました。

このような場合も「再任」と言えます。
奥様とTomoさんは別の人格ですが、1つの区分所有権・1つの議決権がベースになっているので、同一人物としてカウントされます。
同一人物が「再任を希望する場合は、1期2年の間隔をあける。」という規定があるなら今回の立候補は無効と解釈できます。

役員が不足している窮状を解決するためにTomoさんが立ち上がった立候補ならば、一旦、立候補を取り下げてはいかがでしょうか?
立候補ではなく他の区分所有者からの推薦を受ければ「希望する場合」には当たらず、当該規定に抵触せず再任できるのか?という疑問が残りました。役員不足が深刻ならばそのような方法を考えるのも一案と思います。

三毛猫さま
早速の丁寧な回答、ありがとうございました。
「1つの区分所有権・1つの議決権がベースになっている。」
大変勉強になりました。
管理規約には確かに「再任を希望する場合は1期2年の間隔をあける。」と記載されております。
再任は希望していないけれども、推薦により仕方なく・・・
少しみんなで考えてみます。

 結論から言うと、私は「再任には該当しない」と思います。
 以下その理由です。

 まず第一に、役員は、輪番であれ抽選であれ、個人の技量・能力に着目して選任されるのが原則だということです。
 理事会は、組合運営について互いに意見を出し合い、実際の議論を行う場であり、現実の議論の結果に基づいた議決が求められるので、役員は、こうした議論と議決を行うに相応しいとして総会において承認された人物ということになります。
 このため、同居人であっても区分所有者とは異なる技量・能力を持つ別の人格として扱うのは当然と思料します。(標準管理規約コメント第53条関係①~④において、理事の代理出席を限定的に捉えているのもその趣旨です。最高判(平成2.11.26)でも理事の代理を認めるのは、理事に事故がある場合に限定されています。ということは、事故がなければ代理もできないほど一身専属的な性格の強い地位だと言えます。)

 第二に、「組合員の同居人」に立候補を認める趣旨は何かと考えると、恐らくは広く適材を求めるという趣旨ではないかと拝察します。
 であれば、組合員に連続する同居人を認めないとなると、適材の発掘範囲を自ら狭めてしまうことになって、管理規約の趣旨から離れてしまいます。

 また、「再任を希望する場合は、1期2年の間隔をあける」との趣旨は、おそらく、役員と業者等の関係者との癒着を防ぐとか、早期の交代で新鮮な目を入れて適正化を図るといった効果を期待しているのではないかと思います。
 これを同居人に適用するためには、区分所有者と同視し得る地位にあるとの根拠が必要となりますが、組合員とは異なり、役員は個人の技量・能力に着目して選任されるべきものであることを考えると、同視するには些か無理があると思います。

 第三に、区分所有者に与えられている議決権は、総会において行使し得るもので、理事会の議決とは無関係であるということです。
 議決権を持たない者が役員に就任しても問題ないのはご承知のとおりと思います。
 tomoさんは区分所有者ではないので、区分所有権を取得しない限り未来永劫議決権は持ちません。役員になったら議決権を取得するということもありません。
 従って、理論的に議決権を持つことのない者に対して、区分所有者と議決権が同一であることを根拠に立候補を認めないというのは土台を違えた議論のような気がします。

以上です。

 ただ、理事会は、区分所有法に根拠を持たない、管理組合の任意組織なので、どのように考えるかは、それぞれの管理組合の事情で大きく異なると思います。

 理事会の開催に当たり、(本来は好ましくないことですが)広範に配偶者等の代理出席を認めていたり、配偶者や他の同居人が当たり前のように代理出席していたりするようであれば、再任ではないかとの目を向けられた場合、理屈はどうであれ「実質上そのとおりです」としか言いようがないでしょう。
 また、再任ではないとしても、同居人が複数いれば、同居人同士で役員をたらい回しすることも可能となります。
 ただし、こうした場合であっても、いい人だからと総会で認めればそれでよいし、ダメだというのであれば総会で否決すればよいだけということになります。

 要は、再任を禁止している、また、同居人に役員就任を認めていることの趣旨は何なのかを組合の皆さんがどう考えるかということなので、皆さんでよく議論され、管理組合にとってベストな結論を導き出されることを祈念いたします。

Blavetakiyasu 様
大変丁寧な回答を頂いておきながら、返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
「再任になる。」とのご意見が多い中、とても心強いご意見を頂き、大変感謝しております。
私は素人ながら、理事会が理事を委任するのは、〇〇号室ではなく、〇〇さんだという思いがあるため、再任には当たらないと勝手に解釈して立候補して、理事会も立候補を認めてくれたのに、問題のあった前理事長が「再任にあたる。」と総会で問題にするよう、手ぐすねを引いているという情報が入って、現理事の方々がわざわざお詫びに来られるような事態になりました。
私は理事になりたいわけではありませんが、問題の前理事長がいきなり辞任して、大変ご苦労されている今の理事長を少しでも支えたいという気持ちで立候補いたしました。
(おそらく理事の互選により理事長をやる事になったかと思います。)
確かに管理規約を守る事がマンション管理の基本だとは思いますが、もしどちらとも解釈出来るとすれば、理事会または総会などで、「当管理組合はこのように解釈します、異論があったら控訴して下さい。」という対応も可能かと思いました。
本当にご親切に、また丁重な回答に感謝いたします。ありがとうございました。

当然ながら、立候補は無効です。
もしこれを認めれば、夫婦が交代で永久的に役員が出来ることになります。
管理規約の趣旨を理解していれば、このようなバカな質問は出ない筈です。

青山 様
早速の回答、ありがとうございました。
確かにおっしゃられる通りだと思います。
前理事長含め、いきなり3名が辞任して理事会崩壊寸前のため、何とか理事になって立て直したいという願いから、期待を込めた質問でしたが、あきらかに勉強不足でした。もう少し勉強します。

法律や規約に明記されていない事項は規約を改定してはっきりさせるか、総会の普通決議で決定すればよいと思います。
本件であれば、Tomoさんを理事とする総会議案が承認されれば有効としていいと思います。
仮に総会でTomoさんが理事となり、理事会で理事長を拝命した場合、理事長の下した法律行為が無効となることはありません。
「どのような判断が、無難であるのか(異論のない完璧な判断)、波風が立たないか」を優先すれば他の皆様のご回答の通りと思います。
「(役員のなり手がいない)当面の課題を、違法と言われない手段でどう解決するか」を判断基準において判断することが問題を解決する有効手段で敢えて異論を述べました。
総会の特別決議で法人に移行することが出来る管理組合において、管理組合法人成りした組合の理事は、自然人たる誰を理事としたのかが問われ、その氏名が登記されます。選出母体の属性は関係ないとの考えが成り立ちます。これは上記の判断の妥当性を補強するものと思います。
とはいえ総会決議は万能ではありません。普通決議で決したことはその後の普通決議又は裁判の判決で覆ります。
無効を主張する組合員の訴えの利益が認められる場合は、総会決議を判決が覆えるケースもあると思います。常識に照らしてというより、その総会決議の結果、予期せぬ共同の利益に反する事態が生じた場合などです。
例えば1住戸を5人の共有区分所有者が全員理事となって理事の過半を占め、恣意的な組合運営を行っているといった事態は避けなくてはなりませんが、一般的な規約で明確にこれを否定しているわけではありません。総会議決権は一住戸の代表が一人で行使するとの規約規定から類推すれば、理事会制度を骨抜きにする問題ある総会の決議です。総会の無効を主張する組合員が出てきそうです。
最終的にはそれぞれの管理組合の現状を踏まえた組合員のバランス感覚を総会の中で擦り合わせて合意し、合意した結果はひとまずは有効。運用上不都合があればその後の総会で修正を施すといった対応がよいと思います。

管理(すが)様
大変詳しく、また分かりやすい回答を頂いておきながら、返信が遅くなり申し訳ございませんでした。
そして、とても参考になるご意見、ありがとうございました。
回答の中に記載されていた、
「例えば1住戸を5人の共有区分所有者が全員理事となって理事の過半を占め、恣意的な組合運営を行っているといった事態は避けなくてはなりませんが・・・」という部分にはハッといたしました。
現状当マンションでこのような事例は有りませんが、確かにこのような事態になる事を防ぐためには、1議決権を基本にして、極端ですが「1区分所有者の所有する部屋の住人は同一の人格とする」という原則が必要なのかも知れません。
また一つ勉強させて頂きました。
本当にありがとうございました。

「再任にあたるか否か」で色々と議論があるようですが、現在の管理規約の趣旨「長期政権による不正を防止する」を尊重するのであれば、規約の趣旨をねじ曲げ無理して理事に立候補するのは、如何かと思います。

もしTomoさんが義侠心で立候補しようとする意欲があり現理事会メンバーもそれを望んでいるのなら、現理事会が管理規約の改定を特別決議で提案し、総会で承認された後、Tomoさんの理事立候補の議案を審議したら良いと思います。

もしTomoさんが、管理規約の無理筋の解釈で立候補をし理事になっても、反対派の住民から厳しい批判にさらされることになりますので、正攻法である特別決議による管理規約改定で対応した方が良いと思います。

Tomoさん こんにちは
回答されているほとんどの方が「再任」とのお考えのようですが、
辞書を調べてみますと、再任とは
「続けて同じ役職に任命されること。また、前に一度就いたことのある役職にもう一度就くこと。」
と書かれています。(調べたすべての辞書には同一内容が記載されています)
今まで奥様が「副理事長」であったとのことですが、違う役職(例えば理事長、会計、書記等)であれば
再任の意味から判断すると「再任」ではないと考えます。
貴管理組合理事会が現理事長の押しの強さ? で、正常な運営ができていないように
伺えます。
理事会を正常に運営する志のある方を、疎外(除外)するのはいかがなものでしょうか。
推測するには、総会上程前の議案書(案)での反対者は現理事長さんでしょうね。

maikuro3 様
大変丁寧な回答を頂いておきながら、返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
わざわざ、いろいろな辞書までお調べ頂き、本当にありがとうございました。
今回の総会で、すでに辞任はされている前理事長ですが、解任されるかもしれません。
私は素人ながら、理事会が理事を委任するのは、〇〇号室ではなく、〇〇さんだという思いがあるため、再任には当たらないと勝手に解釈して立候補して、理事会も立候補を認めてくれたのに、問題のあった前理事長が「再任にあたる。」と総会で問題にするよう、手ぐすねを引いているという情報が入って、現理事の方々がわざわざお詫びに来られるような事態になりました。
私は理事になりたいわけではありませんが、問題の前理事長がいきなり辞任して、大変ご苦労されている今の理事長を少しでも支えたいという気持ちで立候補いたしました。
(おそらく理事の互選により理事長をやる事になったかと思います。)
確かに管理規約を守る事がマンション管理の基本だとは思いますが、もしどちらとも解釈出来るとすれば、理事会または総会などで、「当管理組合はこのように解釈します、異論があったら控訴して下さい。」という対応も可能かと思いました。
本当にご親切に、また丁重な回答に感謝いたします。ありがとうございました。
※他の回答者の方への回答と、ほぼ同じ内容になってしまいました。

Tomo様

Tomo様の例は再任にあたると思います。あとは特例としての対応を行うか否かという話だと考えます。役員候補を議案として上程するのは理事会なので、理事会での同意を得ることが前提となりますが、特例として認める場合の手続きとして以下の手続きが考えられます。

(1) 特例として役員候補(あるいは役員)として認めるか否かの議案を特別決議事項と同条件で採決を行う決議(普通決議)
(2) 特例として役員候補(あるいは役員)として認めることの決議(特別決議)

この様な手続きを踏むのは、今回の特例は規約の定めを超えた対応となるので、規約改正に準ずる判断を組合員に求める必要があると考えるからです。逆に規約改正と同等の手続きを経て同意が得られれば、総会の決議は規約と同等の効力を持つと考えるのが妥当です。
また、通常は特別決議事項では無い議案であっても、総会において特別決議事項とするという決議があれば特別決議の要件で決議を行うことが可能となります。

理事会を説得する場合にも想定される手続きとともに説得することで合意が得られる可能性が高くなると思います。

さるとび 様
maikuro3 様
大変丁寧な回答を頂いておきながら、返信が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
「特例」、なるほどその手もありますね。
総会は2月ですので、2週間前までには総会議案書が届くように発送しなくてはなりません。
そしてその議案書の内容を決議する最後の理事会は1月26日でした。
今からでは間に合わないのかもしれませんが、頂いたご意見を現理事長にお伝えしてみようかと思います。
ちょっと質問させて頂くのが遅かったかもしれません。
でも本当にご親切に、また丁重な回答に感謝いたします。ありがとうございました。
また質問させていただいた際には、どうぞ宜しくお願いいたします。

「また、再任を希望する場合は、1期2年の間隔をあける。」という規約ができた理由は何ですか?

クッシー様
ご質問の件、返事が遅くなってしまい、大変申し訳ございませんでした。
この規約を設けたのは、3代前の理事長が3期6年頑張ってくれていたのに、「長期政権は不正の温床になる可能性が高い。」という理由で、2期4年までに制限された事から、もし2期4年経過後に、再度立候補して理事長になったら、何期でもできてしまうため、このような規約を追加したのだと聞きました。
どうぞ宜しくお願い致します。

役員になることができるのは規約でどのようになっているのでしょうか?

回答がありません。